超音波検査を徹底調査
固い骨に囲まれている頭蓋のような部分を除けば、事実上体のほとんどの部分がエコー検査の適応となると言ってよい。代表的なものとしては以下のようなものがある。 * 心臓超音波検査(echocardiography)では心臓の評価を行う。 * 腹部エコーでは、肝臓、胆嚢、腎臓、膵臓、脾臓、大血管等の様子を観察することができる。胆石等はまずこれで発見を試みる。腹水の貯留も検査する。 * 四肢では、筋肉などの軟部組織の腫瘤の検査に使われる。 * 乳腺でも同様に、腫瘍や炎症の評価にエコーが使われる。最近ではエラストグラフィーという、いわゆる「硬さ」をエコーで判断して悪性かどうかを判断の1つにする方法もある。 * 甲状腺では、甲状腺機能亢進症や甲状腺腫の診断や評価に用いられる。体表に近く高解像度の画像が得られるため、基本的に超音波検査が第一選択となる。 * 生殖器では、経膣エコーは卵巣・子宮病変の評価に利用される他、放射線の被曝を避けたい妊娠時の胎児の診断で重要である。男性でも前立腺の検査に経直腸エコーを用いることがある。 * 体表から心臓の間には肋骨と肺があるために、心エコー[1]では完全に評価出来ないことがある。特に心房内の血栓の有無の評価は難しいため、プローブを胃内視鏡検査のように飲み込ませて、食道内から検査を行う経食道エコーや、ファイバー状の細いプローブを下腿部より静脈に挿入し、心房近辺まで到達させて検査を行う経血管エコーなどが用いられることがある。 o 上部消化管壁自体や膵臓・肝外胆管の観察のためにも、プローブを飲み込ませることがあるが、この場合は「超音波内視鏡検査」と呼ぶ。
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に用いられる超音波検査は、超音波断層検査と呼ばれるものであり、これは体の断面図をリアルタイムに表示するものである。 Aモード 受信したエコーを表現するための方法はいくつかあるが、A(amplitude:振幅)モードとB(brightness:輝度)モードが基本となっている。 超音波は直進性に優れており、音響インピーダンスの異なった物質間の境界面で反射がおこる。受信するまでの時間を元に物質までの位置を計算することが出来る。物質までの距離を横軸にとり、反射したエコーの振幅を縦軸にとったグラフがAモード像である。原理としては重要であるが、Aモードは実際の検査には、あまり用いられない。 Bモード Aモードではエコーの振幅と位置を表示していたが、この振幅を点の明るさ(輝度)として表示したものがBモードである。1本の超音波ビームでは、一次元像しか得られないが、複数の超音波ビームを発生させると二次元像を作成することが出来る。単に超音波断層検査と言った場合にはBモードを指すことが多い。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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